設立趣旨
有限で貴重な資源だから、水を大切にするのでしょうか。
水不足だから、節水するのでしょうか。
私たちは、そうは思いません。
水を大切に使い、丁寧に地球に還すことは、
ある意味では「躾」として暮らしの中に当たり前に根づいていたことのはず。
そこには何の理由も必要ありません。
それなのに今 “理由” を求めてしまうのは、水と暮らしが遠ざかってきたからかもしれません。
とりわけ地球に「水を還す」意識は薄くなってしまったように感じます。
そうした中、国内の上下水道は老朽化が進み、あちこちで道路陥没を引き起こしています。
世界には汚れた水に命を奪われる地域も多く残されています。
もしかしたら、無意識の行動が、生活排水の処理システムに負荷を与えているかもしれません。
もしかしたら、手に取った商品が、世界のどこかの水を汚しながら製造されたものかもしれません。
「水を還す」意識の希薄は、水にまつわる社会的課題をさらに大きくしてしまう可能性があるのです。
一般社団法人Water-nは、一人ひとりが「水を還す」を意識し、行動することが、社会を変えていくと考えています。私たちと一緒に、生活者として「水を還す」から社会を見つめ直し、考え、社会的課題を解決していきませんか。