【報告】水マネ大学1期生有志による語り場
当法人が主催する「水インフラマネジメント大学」(水マネ大学)の1期生(2021年度受講生)有志が12月6日に、未来の下水処理場をテーマとした語り場を開催し、このほどその報告書がまとまりました。
当日は水マネ大学での学びを基に検討してきた1つの作品として、まちを元気にし、下水処理場のイメージを変え、人流が増え、商業も活性化する未来の下水処理場「五感で楽しむ 心に安らぎ『ネイチャーパーク水と杜』」が提案されました。
また、東京大学工学系研究科都市工学専攻下水道システムイノベーション研究室の特任准教授である加藤裕之氏をお迎えし、会場参加とオンライン参加を合わせて100名以上の参加者と熱心な意見交換が展開されました。詳細については報告書をご覧ください。
打ち上げHANAVIメンバーのコメント:
打ち上げHANAVIのメンバーは今回のイベントを通して、実現したいことがありました。それは、下水インフラをより一層魅力に溢れる施設へと変えていくための新しい選択肢を提示することです。
そして、内向き思考で過去の延長線上にある想定内の未来を辿るのではなく、水インフラ業界が秘めている大いなる可能性を発現させるための最初の一歩を、イベント参加者の皆様と共に踏み出すことでした。
イベント開催後に参加者のアンケート回答からは、提案させていただいたアイデアやディスカッションの内容に対し、様々なご意見やご提案を頂戴しました。それらの多くは共感や激励であり、私たちの最初の願望は達成されたと感じています。改めて、参加者の皆様に御礼申し上げます。
提案したアイデアの実現までには長い道程が必要であり、また途中には様々な課題が山積しています。しかし、イベント当日のディスカッションやアンケート回答を通じて皆様から頂いた新たな気づきや具体的なアクションプランは、私たちに「業界の英知を集結すれば達成できるはず」という自信を与えてくれました。
今はまだ、水インフラ業界という大きな海原に一石を投じ、波紋を起こすことすら出来ていないかもしれません。ですが、私たちの抱く夢に共感して頂いた皆様と力を合わせることで、未来を変える大きなうねりを創り出すことができるという確信が得られました。
当日にご参加いただいていなかった方々にも、是非このイベントの報告書に目を通していただき、ご意見を頂戴したいと考えています。ただの一石が生み出した小さな波紋を大きなうねりへと成長させていくため、皆様の周囲の方にもこの報告書を共有いただきますよう、ご協力をお願い申し上げます。