ヤッホーブルーイングさんを取材させていただきました!

取材風景

冊子「Water-n」のvol.17の特集テーマは「Drink」に決定しました!ただ今、2025年1月末の発行に向けて編集作業を進めています。

2024年12月3日にはクラフトビールの第一人者として、そしてコンビニやスーパーでも手に入る缶ビール「よなよなエール」でも有名な、ヤッホーブルーイングさんの佐久醸造所(長野県佐久市小田井1119-1)に取材に伺いました。

新幹線の佐久平駅からタクシーで15分ほどにある佐久醸造所では、浅間水系を源とする水道水を使って10種類ほどのクラフトビールが製造されています。

ビール製造ラインと設備洗浄ラインなどからの排水は、1日平均で100トンあります。その処理では、まず排水中のモルトかすを除去→液体分だけを活性汚泥法で浄化→膜を使って固形分(排水を浄化してくれた微生物など)を除去した処理水を近隣の河川に戻しているそうです。

排水処理の取材風景

また、モルトかすと、排水処理の過程で出た汚泥を脱水したものは、すべて近隣の農家で肥料として活用されています。この取り組みは醸造所が稼働した1997年から、ずっと続けられているそう。今でこそSDGsの観点から資源循環を重視する企業は増えていますが、SDGsが採択される2015年より前から取り組み始めている点は素晴らしい。

「モルトかすも汚泥も産業廃棄物ですが、きちんと使えば『肥料』なんです」

同社の方がおっしゃっていた言葉が印象的でした。明るく丁寧に説明してくださった「はまじ」さん、「てっかまき」さん、ありがとうございました。(同社ではニックネームで呼び合う文化なのだそうです)

なお、この日は冊子「Water-n」の協賛企業の同行取材も行い、1名が参加してくださいました。今後も同行取材の機会を設けていきますので、関心のある方はぜひ、冊子「Water-n」にご協賛をよろしくお願いいたします。

ヤッホーブルーイングさんが登場する冊子「Water-n」vol.17の発行を楽しみにお待ちくださいね!