UCC上島珈琲 さんを取材させていただきました!

UCCグループさんの 東京本部で育てられているコーヒーの木

冊子「Water-n」のvol.17の特集テーマは「Drink」に決定しました!ただ今、2025年1月末の発行に向けて編集作業を進めています。

先日紹介したヤッホーブルーイングさん(記事はこちら)に続き、2024年12月9日には缶コーヒーや上島珈琲店で知られるUCCグループの中で、主に家庭用製品の製造・販売を担っているUCC上島珈琲(以下、UCC)さんの取材で東京本部(東京都港区赤坂)に伺いました。

1階はグループのショールームになっていて、店舗で使う大きなエスプレッソマシーンや豆、家でカプセルをセットしてボタンを押すだけで簡単に本格的なコーヒーを楽しめるドリップポッドなどが素敵に配置されていました。

驚いたのは造花ならぬ造木だと思ったコーヒーの木が本物だったこと。あの葉の艶が自然の美しさだということに、コーヒーという植物の豊かさを感じました。

ドリップポッドで抽出したおいしいコーヒーをいただきながらの取材でした

UCCさんはコーヒー豆を輸入するだけではなく、アフリカやアジアなどでコーヒー産業の支援にも取り組まれています。

とはいってもUCCが現地法人を作って商売をするのではありません。目指すのは現地の人たちの自立です。

そのために現地の人に栽培方法や環境保全型農業、水資源を有効活用する方法などを伝授し、UCCが去った後も自立的にコーヒー栽培、農業で生活していけるように取り組みを進めています。

そうした世界のコーヒー農家の方々に、ジャマイカやハワイにある直営農園で蓄積した栽培方法やノウハウをお伝えする活動もされているそうです。

先進国が新興国を助ける。という従来の新興国支援にありがちな構図ではなく「共に栄えていく」ことを目指すというのは、生活水準の地域格差を解消する上でとても重要な考え方です。

「共に栄える」ですから、もちろんUCCとして目指す「栄える姿」があります。それは、おいしいコーヒーを、持続的に提供できること。

気候変動で気温が上昇し、従来の場所でコーヒーを栽培できなくなるかもしれないそうです。その危機を乗り越える原動力が、共栄、そして「おいしいコーヒーを提供したい」という精神だと感じました。

UCCさんが登場する冊子「Water-n」vol.17の発行を楽しみにお待ちくださいね!