東洋大学でWater-nとの協働講義を実施しました
東洋大学理工学部都市環境デザイン学科で山崎宏史教授が担当されている2年生向けのカリキュラム「都市環境実験」で2024年12月17日、Water-nとの協働講義を実施させていただきました(登録学生26名)。
このカリキュラムでは水質や騒音など都市環境に関わる様々な事象を計測する実験を通して、計測方法のみならず、なぜ計測するのか、計測結果をどのように社会課題の解決につなげるかを学びます。
この日はWater-nサポート企業の2社が講師となり、上下水道インフラをはかる(測る・計る・量る・図る)必要性や、はかったデータが実際に社会でどう活用されているかについて、現場のリアル、最新技術を交えながらお話しいただきました。
■オリジナル設計
取締役執行役員 技術統括 牧瀬統さん
最近の下水道の課題である人口減少や降雨量の増大に対応した施設設計、下水汚泥を活用するための計画設計などにおける「はかる」を解説してくださいました。
■月島JFEアクアソリューション
技術本部 技術企画センター長 上田厚志さん
同センター DX技術推進グループリーダー 山本稔さん
下水道施設の省エネや、下水道資源からの創エネ、下水処理水を活用したブルーカーボンなどGXにおける「はかる」、犬型四足ロボットを使った施設の自動点検などDXを活用した「はかる」を解説してくださいました。
■Water-n 代表理事
奥田早希子
なぜはかるのか、上下水道サービスのどこで何をはかるのか、はかることで何ができるのかなどの解説に加え、上下水道インフラから引き出す価値を最大化するために、「水」だけを考えるのではなく、橋梁や道路、医療などにも発想を拡張してほしいとお伝えしました。
※Water-nでは、冊子「Water-n」にご協賛いただくなど当法人の活動をサポートいただける企業と協働で、大学での講義を実施しています。